タイ現地採用として一年間働いてみた率直な感想。

タイ現地採用として日系企業に就職し、早いもので一年が経過しました。

たったの一年間ではありますが、タイで働いてみて何となく”タイで働くとはどういうことか”が、大なり小なり分かってきた気がします。

また、日本で正社員として働いた経験のない僕にとって、この一年間が最も社会人らしかったようにも感じました。

 

今記事のダイジェスト
  • タイで一年間働いてみたリアルな感想。
  • 日系の製造業(工場)に就職するとはどういうことか。
  • タイ人と上手に働く方法。

テレビでよく取り上げられるように、タイは日本人就労者が他国に比べて多いです(統計では、アメリカ・中国に次ぎ、3番目)。

この記事を読んで下さっているあなたも、きっとタイで働きたいと思っているに違いありません。

そこで今回は、”タイ現地採用として一年間働いてみた体験談”を、誇張なしで率直に書いてみましたので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。

 

タイで働く一年間はあっという間

2017年末にタイで働きはじめ、早いもので一年間と少しの期間が過ぎました。タイの日系企業で働く一年間は想像以上に高速で過ぎ去り、正直なところ日々の忙しさでほとんど記憶にないほどです。

それは僕が全く未経験の製造業界に入ったから(そもそもサラリーマンというのがほぼ初めての経験)ということも当然ありますが、タイ就職と言っても中小零細企業に就職しため、何でもかんでも全部やらないといけない環境というのもあるかもしれません。

僕にとって昨年2018年は、良く言えば全てが新鮮な体験でしたし、また悪く言えば裸でジャングルに投げ出されたような感覚でした。

それでもクビになることなく最初の一年間を終えることが出来たのは、30代で社会人経験すらほとんどない僕を採用してくれたMD(Managing Director)のおかげですし、また会社の一員として迎い入れてくれたタイ人・日本人スタッフみんなのおかげです。

 

タイでの就活を振り返る

僕は2017年末頃、タイで(いや、日本も含め)初めて本格的な就職活動をスタートさせました。そんなにすぐに職は見つからないだろうなと思っていましたが、最初の数日で4社受けて3社に内定をもらい、そのまま今の会社(未経験にしては破格の待遇)で働き初めていたのです。

しかし、当然ですが、就活を始める前にタイにある何社かの人材派遣会社にも登録しましたし、しっかりと履歴書・職務経歴書を日本語と英語で事前に準備しておきました。

また、TOEFL・TOEICなどこそ受けたことありませんでしたが、就職前に「オンライン英会話オンライン英会話,レアジョブ」を活用して英会話力を鍛えたり、「リゾートバイト」を通して日本にある外国人の多いホテルで働いたりしていました。

そういった下地があったからこそ(また僕が30代前半とまだ若かったからこそ)、未経験でもタイにある日系企業に就職できたのだと思います。

なのであなたもどんどんトライしましょう!

 

 

製造業の日系企業(工場)で働いてみた感想

上でも触れましたが、僕は未経験でタイの製造業(具体的には自動車関連)の日系企業に就職しました。つまり、初めてのタイ就職が工場勤務だったわけですね。と言っても、僕はその会社の取引先を回る営業職ですので、実際に工場内で作業することはありません。

何となくタイにある日系企業のほとんどが製造業関連だとは知っていましたが、実際に働いてみると自動車・電子部品・OA機器(その下請け/サプライヤー・商社・フォワーダー)など、製造に関わる企業の多さに驚きました。

僕が働いている会社は、自動車部品を製造する企業(いわゆるT2/ティア2)で中小企業に当たるのですが、その部品は最終的に様々な別の部品と一緒に組み立てられ、トヨタ・ホンダ・日産・イスズなど誰もが知っている大手自動車メーカーに供給されています。

そういった意味ではかなり責任の重い仕事ですから、最初は取引先を回るにもかなり緊張して、帰宅後にはグッタリしていたほどです。また、技術系の言葉が飛び交う打ち合わせは、今でこそ慣れてはきましたが、最初は日本語を聞いているとは到底思えないほど難解でした。

 

付き合う日本人が大手企業の駐在員だから仕事がしやすい

タイの製造業界を選択して良かったなと思う点が2つあります。1つが仕事で付き合う相手の多くが、大手企業の駐在員という点です。彼らは企業の看板を背負ってタイに駐在していますから、僕のような未経験の現地採用にもとても丁寧に対応してくれますね。

こういった方々に教えて頂きながら仕事をしていますので、製造業初心者・未経験の僕が何とか一年間クビになることなく、続けてくることが出来ました。関わって下さっている取引先の皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。

そしてもう1つ製造業界(特に自動車業界)で働くメリットが、他の企業よりもボーナスが多く給料が大変高い点です。製造業では中小企業でもボーナス4〜5ヶ月分が当たり前で、大企業に至っては6〜8ヶ月分以上という会社も珍しくありません。

そしてこういった製造業の工場は、アマタナコン工業団地やアマタシティー工業団地などバンコク郊外にありますので、若い現地採用が集まらず圧倒的な人手不足、つまり売り手市場にあります。そういった理由から、未経験の僕でも、多くの製造業関連の企業から内定をもらえたのではないかと推測します。

 

 

タイ人と一年間働いてみて感じたお国柄

タイ就職をしたので、当然、一日の大半をタイ人と接しています。社内のみならず取引先のタイ人も含めると、就業中の実に98%はタイ人と接していることになりますね。一年間こうした環境で働いてみると、タイ人には大きく分けて2通りの人種がいることを知りました(かなり大雑把に分けるとですが)。

一つ目の性格が、いわゆるマイペンライ(タイ語で”何とかなる/大丈夫”とかの意)を全面に出した性格を持ったタイ人です。彼らは仕事が遅かったり、言われたことしかしなかったりと目に付きますが、その半面、詳細にハッキリと指示し持ち上げてあげれば、真面目に仕事をこなしてくれる素直な人々が多いように感じます。

一番厄介なのが、プライドが非常に高くミスを認めない、またはミスを第三者のせいにするタイ人です(主に女性のマネージャークラスに多い印象)。彼らは仕事が出来てエリートである反面、間違いを指摘されることを大変嫌います。挙句の果てには、”私は関係ない”・”○○(部下や日本人の名前を出すことが多い)せい”と言い出すから、大変始末が悪いですね。

僕はこの2つ目の性格のタイ人が特に苦手で、最初はかなり衝突をしてしまいました。

 

職場のタイ人と上手く付き合う方法

マイペンライなタイ人との付き合いはあまり苦にならない僕でしたが、プライドの高いタイ人(特に女性)との付き合いには相当苦労しましたね。しかし、職場で一年間付き合ってみると、彼女たちと上手に付き合う方法が少しずつ分かってきました。

最も大切なのは、絶対にミスを指摘しないことです。特に大勢の前でミスを指摘すことを、彼女たちは大変嫌います。最初の頃の僕はよくこれをしてしまっていたのですが、だんだんと彼女たちとの関係がギクシャクしだしてきました。そして、このデメリットは、自分が少しでもミスをしたときに彼女たちから10倍返しされてしまう点です。

それからと言うもの、僕は彼らのミスは指摘せず、ある程度放任するようにしました。また、取引先でミスを僕や日本人のせいにしているという噂を聞いても、聞かなかったふりをするようにしました。つまり、彼女たちがやりたいように仕事をさせたわけですね。

もともと仕事が出来るエリートの彼女たちですから、かなり要領よくスムーズに仕事をこなしてくれるようになりました。今更気付きましたが、未経験の僕かつ日本人の僕がしゃしゃり出るよりも、彼女のような経験豊富なタイ人たちの方が、何事もスムーズに進むことは当たり前の話ですよね。

それからというもの、僕は彼女たちが苦手なことをサポートするようになり、今では何とか仲良くやっています。

 

タイ現地採用として次の一年間は○○を目指す

タイの日系企業に就職してからの一年間は、ほぼ毎日残業していて僕にとっては相当キツい一年間でした。それは、未経験の仕事ですからしょうがないことですが、それ以上にタイ人と上手に付き合えなかったことが原因かもしれないと、最近では反省しています。

それを理由に、特にプライドの高いタイ人女性との付き合い方を改めだしてから、仕事が上手く回るようになり、残業がかなり減りました。今では一週間のうち定時退社の方が多いくらいです。ですので、今ではかなり余裕ができ、新しいことにドンドン挑戦したいと思うようになりましたね(もちろん、家族と過ごす時間も増えました)。

すでに始まりましたが、次の一年間では今まで分からなかった技術系(図面の見方や製造業の知識)の勉強に力を入れたいと思っています。というもの、タイ人は帳票類などには長けているのですが、技術的なスキルが不足しているからですね。僕がこれらのスキルを付けることで、今以上に彼らをサポート出来るようになれると感じています。

そして個人的には、生活にもかなり余裕が出てきましたので、読書量を増やしたり投資(自己投資を含む)をしてみたりと、ステップアップしていきたいなと思っています。この一年間は、次に繋げる準備期間にする予定です。

 

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