タイ移住後にできるだけ毎月1度は行うようにしているボランティア活動をしてきました。
今回訪問したのは両親のいない子どもや、親から虐待を受けていた子どもたちが共同生活をおくる孤児院(男子寮)です。
僕のタイ人の奥さんとそのご家族と一緒に訪問し、ささやかですが食事を提供させて頂きました。
- タイでは両親がいなかったり親から虐待を受けている子どもを多く見かける。
- 同時に、そういった子どもたちを保護するための施設や取り組みが多く、貧しくてもそれらの子どもたちが暮らしていける仕組みがある程度は整っている。
今回訪れた孤児院の子どもたちは、厳しい環境を余儀なくされているにも関わらず、とても礼儀正しく素晴らしい子どもたちばかりでした。
しかし同時に、心から笑顔になりきれていないような雰囲気も感じてしまいましたので、かなり心が痛みましたね。
とは言えタイは他の発展途上国以上に、こういった子どもたちを保護する施設が既に多く存在し、貧しくてもそれらの子どもたちが暮らしていける仕組みがある程度は整っていることを知れて、大変興味深かったです。
買い出しと食事の準備をさせて頂きました

当日は朝6:30から近くの市場に新鮮なカニ・パパイヤ・鶏肉などの買い出しに行き、ひとまず自宅にて妻の家族と一緒に鶏肉を揚げたり、パパイヤとカニを潰したりと下準備をしました。
そして、いよいよ11:00前に施設を訪れ本格的に食事の準備を開始します。
今回訪れた孤児院は実に半年ぶりでしたが、前回僕たちが訪れたことを子どもたちが覚えていてくれていたりと大変感激しました。
なお、食事を準備している途中に次回食べたい料理のリクエストが既にありましたので(笑)、来月の「ボランティア」活動もこの施設へ訪問する予定にしています。
「頼ってもらえる(喜んでもらえる)」というのは、無条件で本当に嬉しいものですよね。
ソムタムプーパラー・ガイトート・カオニャオなどのタイ料理

本日は、ソムタムプーパラ(カニ入りパパイヤサラダ)・ガイトート(唐揚げ)・カオニャオ(もち米)とタイ風デザートを皆で作りました。ガイトートとソムタムプーパラは、子どもたちにも大変人気でしたね。
ちなみにソムタムとは、パパイヤの皮を使ったタイ東北部イサーン地方の有名な郷土料理です。
ただし、郷土料理とは言ってもタイ人にとってソムタムは家庭の味の1つで、今回は子どもたちにも大人気なプー(タイ語でカニという意味)を入れたソムタムプーパラを作りました。
なおソムタムは果物のパパイヤを使った料理ですが、その「皮」のみを使った料理ですので全く甘くはありません。
僕と妻、そして妻の家族も、もちろんソムタムが大好きです。
とても礼儀正しい施設の男の子たち

施設の男の子たちは、食事の前にはしっかりと手を合わせ感謝の言葉を合掌し、また食事の後にも同じように手を合わせお祈りをしたりと、大変礼儀が正しくて驚きました。
また食べ終わった食器は自分たちで洗うし、テーブルや椅子も自分たちで並べ片付けていました。
この施設は勉強を教える先生が常駐しており、本来親から教えてもらうことを親以上にしっかりと施設で教育しているように感じましたね。
しかし、苦しい過去のせいか影があるような男の子もいて、その様子を見ていているとやはり心が痛みます。
「また彼らの好きな料理を作ってあげようよ」と、僕と奥さんとで定期的にこの子たちに会いに来ようと誓い合いました。
タイは孤児院の子どもたちが暮らせる仕組みが整っている

今回この孤児院を訪れて感じたことは、タイには親に捨てられた子どもや虐待を受けて親元を離れて生活をしている子どもが、悲しいですが大変多く存在するということです。
当然、僕たちが会いに行った男の子たちが暮らす施設以外にも、それはもうタイ全土にかなりの数の同じような施設があり、多くの子どもたちが暮らしています。
しかし、それは同時に「彼ら(彼女ら)のような子どもたちを保護するための施設や、不自由なく暮らしていける仕組みがある程度は整っている」と言って良いかもしれません。
1970年頃から現在まで、貧しかった「タイ」という国を支援するために世界中から多くのNGOやNPOまたは企業や個人が集まり、現地での活動を行ってきたんだ改めて知ることができました。
そして現在では、当時のタイと同じように貧しい東南アジア諸国やアフリカなどで同じように活動をされているはずです。
ただし、かと言ってタイは既にAll Okayというわけではありませんから、僕たちは僕たちの出来る活動を微力ではありますが、毎月続けていきたいなと強く決意しました。
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