タイ就職で注意したい日系ブラック企業の見分け方。

あなたは”タイで働く”とか”タイ生活”に憧れを抱いているでしょうか。この記事を読んで下さっているくらいですから、高い確率でそうに違いありません。

僕もその一人で、すでに数年ほどタイで働いているという点から見れば、ほんの少しだけタイ就職の先輩に当たります。

そこで今回は、憧れのタイで現地採用として働く上で最も大切な、ブラック企業とホワイト企業の見分け方を、主に日系企業に絞って書いてみました。

 

今記事のダイジェスト
  • タイ日系ブラック企業/ホワイト企業の特徴。
  • 求人情報だけで見抜ける悪質なブラック企業の傾向。
  • 面接時にこれだけは絶対に聞いておけ。

僕の現在はおかげさまで、日系のいわゆるホワイト企業で働いています(ただし、最初の一年間は全く新しい職種に慣れるため、かなり残業もしました)。

しかし、人によってはサバーイを求めてやってきたタイで、残念ながら低賃金/長時間労働のブラック企業で働いている、という話もよく耳にしますよね。

その分かれ目は、”ある点”に大きく依存してしまいますから、タイ就職で避けるべき日系ブラック企業の傾向と特徴をご紹介します。

 

比較!タイ日系ブラック企業とホワイト企業の特徴

ホワイト企業 ブラック企業
手取り 5万バーツ以上 5万バーツ以下
ボーナス 最低2ヶ月以上 なし(または1ヶ月以下)
残業 なし(または少ない) かなり多い(毎日 など)
待遇 就労ビザ・ワークパーミット会社負担、家賃・交通費補助、退職積立金(プロビデントファンド)制度 など これらの手当が一切ない(またはほぼなし)

上の表は、タイにある日系企業の特徴を、ホワイト企業とブラック企業に分けてまとめています。

バンコクを中心に、タイの日系企業は7,000社前後あると言われており、僕の体感値ではありますが(現地採用にとって)、その3割以上がブラック企業。

残業と待遇面だけにフォーカスすれば、おそらく過半数以上がいわゆるブラック企業に相当するように感じますね(日本国内の割合に近い)。

異国の地であるタイで、日本の常識(世界の非常識)がまかり通っている点は大変残念ではありますが、これがタイ就職の現実です。

 

ただし、ごく少数でも日系”超”ホワイト企業は確実に存在する

こうやって見てみると、何のために勇気を出してタイ就職しようとしているのか分からなくなりそうですが、それ以外の7割弱、少なく見積もっても半数以上がホ普通の会社です。

また、数は決して多くないですし入社するハードルはかなり高いですが、ごく少数ではありますがタイ日系”超”ホワイト企業は確実に存在していますね。

現に、僕は未経験からタイの日系企業で働いていますが、年収400万円(ボーナス5ヶ月分)、かつ残業ほぼなしの”超”ホワイト企業です。

このような会社に入れるかどうかは運の要素が大きく影響しますが、その確率を上げるための方法であるホワイト企業とブラック企業の見分け方を、次の章で詳しく書きました。

 

 

求人欄で見抜けるタイ日系ブラック企業

まず最初に注意すべきは、人材派遣会社に掲載されている求人欄です。

ホワイト企業の求人欄には、給料・ボーナス・待遇などが詳細に書かれていますが、ブラック企業にはそれがありません(またはかなり曖昧)。

下記ではその代表例をご紹介します。

 

ホワイト企業の求人欄例

【勤務条件】
給与(税込):60,000~100,000THB
目安:20代後半約6万THB、30代前半約8万THB、30代後半約10万THB
ボーナス:有(昨年実績4ヶ月+個人評価により上乗せ)
昇給制度:有
家賃補助:5,000THB
皆勤手当:有(一年皆勤で3,000THB)
プロビデントファンド:有(5%)
VISA・ワーパミ:試用期間中から支給

給料やボーナスの額が多いか少ないは別にして、給与(目安):○○バーツ/ボーナス(去年の実績):何ヶ月分など、ホワイト企業の場合は詳細に書かれています。

また、その他の待遇、例えば家賃補助やプロビデントファンドなど、しっかりと明記されている点に交換が持てますよね。

求人欄だけで言えば、この企業は間違いなくホワイト企業です(もちろん、実際にそうかどうかは面接などに行って、確かめる必要があります)。

 

ブラック企業の求人欄例

【勤務条件】
給与:50,000THB~(能力に応じて)
ボーナス:年一回(実績による)
昇給制度:年一回(実績による)
VISA・ワーパミ:試用期間終了後支給
各種手当:応相談

このようにブラック企業の場合は、給与:50,000THB〜(能力に応じて)/ボーナス:年一回(実績による)など、肝心な部分がかなり曖昧に書かれていますよね。

そして特に注意すべきなのが、VISA・ワーパミ支給が試用期間終了後になっている点です。つまり試用期間である3〜4ヶ月は違法労働に該当します(明記されていなくても、こういった会社は実は多いです)。

このように求人欄の記載が明らかなブラック企業は無視して(または後回しにして)、先ずはホワイト企業をベースに就職活動を始めましょう。

 

ただし、気になる企業は絶対に面接へ行くべき

求人欄からブラック企業の見極め方をご紹介しましたが、かと言ってこれらの記載をしている企業が全てブラック企業だというわけではありません。

また、例えば給与記載は明確だけどボーナス記載は曖昧など、見極めるのが難しい求人欄も多くあるはずです。

そのため気になる企業、もっとも話を聞いてみたい企業、または自分の理想に合う企業(働きたい分野・オフィスが一等地・残業ゼロなど)は積極的に面接をお願いしましょう。

行って実際に面接官(社長や部長など)に合うと、求人欄では見えなかったけれど面接してみたら意外とホワイト企業だった、という可能性も十分にありえます。

 

面接時に絶対に聞いておくべき項目

面接時に聞くべき項目
  • 現地採用は何人いるか?(いる場合は、平均何年くらい働いているか?)
  • VISA・ワーパミは試用期間からでも取得してもらえるのか?
  • ボーナスは何ヶ月分か?(または昨年の実績は何ヶ月分だったか?)
  • その他の待遇はどうか?(プロビデントファンド・各種補助などはあるか?)
  • 残業手当はあるか?また週何時間の残業目安か?

書類審査を通過し、無事に面接へ進むことが出来たら、最低でも上記の事項は会社の面接担当者へ率直に聞いておくべきです。

特にVISA/ワーパミ・ボーナス・手当などは、そのままタイでのクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)に直結する最も大切な部分ですよね。

これらの質問にしっかりとした数値で回答できる会社は、(その数値が低いか高いかは別にして)最もホワイト企業に近いと思って間違いありません。

なお、どうしても面接中に聞くのが難しいという場合は、人材派遣会社にお願いをして代わりに聞いてもらうのも1つの手です。

 

ただし、全てを鵜呑みにしないこと

面接時に上記で書いた項目への回答をもらっても、全てを鵜呑みにするのは避けるべきです。

もちろん嘘は言っていないかもしれませんが、100%が本当のことは限りませんし、第一、そんなことは実際に入ってみてからじゃないと本当のところは分かりません。

そのため、例えば人材派遣会社の方にその会社の噂を教えてもらうとか、また既に他の現地採用をその会社に詳細しているのであれば話を聞かせもらうなど、会社の実態は自分自身で必ず裏取りをして下さい。

ここまでしてブラックな部分が見つからなければ、その会社はおそらく本当にホワイト企業(または限りなくホワイト企業)だと判断して良いかと思います。

 

自分の望むタイ就職の”スタンス”を決めておく

最後に質問ですが、あなたがタイ就職に求める理想は何ですか?サバーイなタイ生活ですか?それとも、タイで経験を積むことですか?

タイで働く目的、自分自身のスタンスがはっきりせず、ただタイで生活したいからという曖昧な理由だと、変なブラック企業に飛びついてしまうことになりかねません。

僕はたまたま運が良く日系ホワイト企業に就職しました、これからタイで働くあなたにもぜひ同じように良い会社(ホワイト企業)で働いてほしいと切に願っています。

日本から飛び出し、タイという国で一緒に働く仲間になるあなたに向けて書きましたので、少しでも参考になりましたら嬉しいです。

 

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