香港旅行の合間に、高速フェリーを使って「マカオ」旅行へ行ってきました。マカオは20代の頃に何度か足を運んだことがありましたが、ここ最近はしばらく訪れていません。
また、タイ人の奥さんが初めてのマカオということもあり、今回は初心者に人気な定番観光地を1泊2日で周ってきました。
- フェリー予約:Veltra.com
- ホテル予約:
Expedia.co.jp
マカオは聖ポール天主堂跡などの世界遺産と、ベネチアンに代表される豪華絢爛なカジノも楽しめて一石二鳥の都市ですよね。高速フェリーに乗って、「香港(Hong Kong)」から90分程度で行けるのも魅力です。
それでは世界遺産とカジノの街「マカオ」1泊2日ツアーにご招待しましょう。
1日目:高速フェリーでマカオ(澳門)へ

香港旅行の途中に1泊2日だけ、マカオ観光に行ってきました。マカオへは香港のチャイナ・フェリー・ターミナル(九龍・尖沙咀)から高速フェリーに揺られて、たったの90分程度とかなり近いです。
僕らは尖沙咀にあるチャイナフェリーターミナルで直接チケットを購入しましたが、心配な方は「Veltra.com」というサイトを活用して旅行前に高速フェリーを事前予約しおくと安心かもしれません(乗り場:香港・マカオフェリーターミナル)。
香港⇔マカオへの高速フェリーは24時間運行していますから、実はマカオへは日帰りで行くことだって全然可能ですよ。ですがマカオは世界遺産にカジノと見どころがたくさんなので、ぜひ1泊2日をフルに活用して訪れてみて下さい。
僕らも、もちろんマカオのホテルで1泊しました。
タクシーでマカオ市内へ

マカオタイパフェリーターミナル(カジノが多いエリア)に到着したら、さっそくマカオ歴史地区/旧市街に出かけてみましょう。
最も簡単でおすすめな移動手段が、やはりタクシーですかね。マカオのタクシーは初乗り19MOP(マカオの通貨・パタカと読みます)、1.6kmまで日本円で約260円程度と想像以上に安くて驚きました。
他にも移動手段として路面バスがありますが、初めてのマカオであればタクシー移動が簡単です。
僕たち二人はマカオ・フェリーターミナルでマカオ専用のSIMカードを購入し、タイ人の妻は香港ドルからマカオパタカへの両替を済ませ、僕は日本にいる頃に作ったクレジットカードの「エポスカード」を使って、ターミナル内のATMからマカオパタカを出金しました。
海外旅行先からクレジットカードを使った現地通貨(今回はマカオパタカ)の出金は、手数料も安くてかなりおすすめです。
なお、SIMカードはAmazonなどで香港・マカオで通信可能な「中国聯通香港」を事前購入しておけば、初めてマカオに来られる方も大変安心かもしれません(フェリーターミナルでも簡単に購入が出来ます)。
マカオ歴史地区にあるオレ・ロンドン・ホテル到着

マカオで僕らは、オレ・ロンドン・ホテルに宿泊しました。
このオレ・ロンドン・ホテルはマカオ歴史地区にあり、世界遺産のセナド広場(約400m)や聖ポール天主堂跡(約700m)の近くに位置する大変便利な立地のホテルです。
マカオのホテルも香港と同じように宿泊費は比較的高いイメージがありますが、こちらのホテルは1泊2名で10,000円前後からとリーズナブルでした。近くにはレストランやスーパーも多くて食事には困りませんし、公園や港なんかも多くて早朝散歩も最高でした。
部屋自体はダブルに二人で宿泊しましたが、やはり若干小さいのが気になりました(ツインルームもありますので、友達同士にも最適です)。朝食は付いていませんので、散歩ついでにカフェで済ませました(また眼の前には「MS Blossom Cafe」というオシャレなカフェもあります)。
ホテル周辺(福隆新街)はレストランも多数

オレ・ロンドン・ホテル周辺(福隆新街)は、マカオ歴史地区の近くということもあり、徒歩圏内にレストランやカフェが多くあります。そのため、ランチや夕食なども全く困りません。
また、地元の人も多く見かけたスーパーが近くにあるのも、観光客の僕らにとっては大変便利ですね。この周辺は観光客もかなり多く見かけましたので、おそらく安宿が近くに多いのだと思われます。
世界遺産にも近く宿泊費を安く抑えるのなら、オレ・ロンドン・ホテルまたはこの周辺ホテルは大変おすすめですよ。
世界遺産・セナド広場と聖ポール天主堂跡

マカオ最大の目玉1つ目が、セナド広場と聖ポール天主堂跡を中心とする世界遺産の数々です。
これらの世界遺産のほとんどが「マカオ歴史地区」に位置していて、マカオ観光の目玉スポットと言って間違いありません。
さて、このマカオ歴史地区とは、2005年にユネスコ登録された中国の特別行政区であるマカオに20以上の建築や広場などの古跡が残っているエリアのことを指します。
- 聖ポール天主堂跡
- モンテの砦
- セナド広場
- ドン・ペドロ5世劇場
- 聖ドミニコ教会
- 仁慈堂 他
特に人気が高い世界遺産が、セナド広場や聖ポール天主堂跡(とモンテの砦)などですね。西洋式の建物が多い理由は、約450年間もの間、ポルトガルの植民地であったためです。
つまり、マカオは16世紀ごろ東西貿易の中継地として、あるいはキリスト布教のための東アジアの拠点として繁栄しました。
セナド広場と聖ポール天主堂跡(モンテの砦)を中心に、聖ドミニコ教会や仁慈堂などの観光名所が位置していますから、ぜひゆっくりと散歩されてみて下さいね。
ショッピングと食べ歩き

聖ポール天主堂跡まで続く道のりは、マカオでも随一のお土産ストリートの”大三巴街”と言います。
少し坂道になっているその通りの両方には所狭しと食べ物屋さんから、アクセサリーなどの小物屋さんまで多くのお店を楽しむことが出来ますよ。
特に有名なのがビーフジャーキーのお店です。
中国式のビーフジャーキーですので少し甘めですが、この通りの到るところにあって試食をさせてくれますから、ご自分の奥地にあったビーフジャーキーをぜひお土産にされてみて下さいね。
ザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテルでカジノ体験

マカオと言ったら、カジノを忘れてはなりません。僕ら夫婦はザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテルで、人生初のカジノ体験をすることにしました。
ザ・ベネチアン・マカオは写真の通りホテル内にイタリアのベネチアをイメージした運河の町があり、その町の建物には高級ブランドショップが並んでる大変スケールの大きなホテルです。
僕らにとって初めてのカジノでしたのでビギナーズラックを期待しましたが、1万円をたったの5分間で使い切るという呆気ない結末でした(でも、カジノの雰囲気を感じることが出来た良い思い出です!)。
マカオに来たら、ぜひ1度はカジノを体験してみて下さいね。
宿泊先ホテル近くのNaughty Nuri’s(刁廚.紐利)でディナー

ベネチアンホテルでのカジノ体験を終え、夕食は宿泊先ホテル近くの「Naughty Nuri’s(刁廚.紐利)」で食べることにしました。
このレストランは内装・外装ともにオシャレで、マカオの若者や旅行者で大人気です。料理はポークスペアリブのBBQ(バーベキュー)が有名で、実際に注文しましたがその大きさに驚いてしうほどのボリュームでした。
なお、このレストランがある通り福隆新街(Rua de Felicidade)は他にも多くの人気レストランが立ち並び、昔の建物も多く現存するこの通り一帯はフォトジェニックな観光地でもあります。
カメラ好き旅行者に、ぜひおすすめしたいエリアですよ。
- 店名:Naughty Nuri’s(刁廚.紐利)
- 住所:MO 7, 7 R. da Felicidade, Macau
福隆新街(R. da Felicidade)通りすぐのレストラン。12:30 – 22:00まで営業(定休日は毎週木曜日)。
【裏ワザ】マカオの高級カジノホテルに宿泊して無料シャトルバスで市内へ行こう

ここでは少しだけ、マカオ観光の旅ハックをお伝えします。
マカオには高級カジノホテルが多くありますが、これらのカジノホテルに宿泊すればマカオフェリーターミナルからシャトルバスに乗って無料でホテルまで行くことが出来ます。
マカオフェリーターミナルに到着後タクシーを使う必要がありませんし、マカオが初めての方でも言葉の心配をせずにホテルまで行けますよ。
上の一覧が、マカオフェリーターミナルから無料シャトルバスを運行させている主要なカジノホテルです。少しお高いですが、経験値としてこれらの高級ホテルに宿泊してみるのもアリかもしれません。
僕ら夫婦も、次回は必ず宿泊してみようと思っています。
マカオに宿泊する際は、ぜひ無料シャトルバスを運行しているカジノホテルに宿泊してみて下さいね(以上、簡単ではありますが、マカオ観光の旅ハックでした)。
2日目:世界遺産・媽閣廟(マー コ ミュウ)で早朝参り

マカオ2日目の最終日は、マカオ最古の中国寺院である「媽閣廟(マー コ ミュウ)」で早朝参拝をしてきました。早朝から地元の方々と、多くの観光客で賑わっていましたよ。
媽閣廟(マー コ ミュウ)は1488年に建立された寺院で、ポルトガル人が最初に植民した場所と伝えられています。
また、寺院の名前である媽閣(広東語読みでマーガオ)がマカオの名前の由来とも言われており、マカオ人が最も大切にする寺院の1つですね。
- ナーチャ廟と旧城壁
- 民政総署
- 港務局
- 媽閣廟(マーコミュウ)
- 鄭家屋敷 他
マカオには中国式の寺院があまり多く残っていませんが、上の一覧のように現存する建物の多くがユネスコに世界遺産として認定されました。
特におすすめの観光地が今回ご紹介した媽閣廟(マーコミュウ)と、それと同じくらい(いや、それ以上に)観光客からの人気が高いナーチャ廟と旧城壁です。
僕らも次回は、マカオ中国式建物を巡る旅プランを決行したいと思っています。
【豆知識】マカオとラスベガスならカジノの売上はどちらが多い?

マカオと言えば、何度も書いている通りカジノの街として有名です。
しかし、それ以上にカジノの街として有名なのがアメリカ最大のカジノ都市ラスベガスですよね。日本人の僕らにとって、カジノと言えばマカオよりもラスベガスを想像するかもしれません。
そこで今回の豆知識ですが、ラスベガスとマカオでは一体どちらがカジノの売上が多いでしょうか。もしかしてラスベガスと思いましたか?いえいえ、カジノの売上が最も多い都市No.1は実はここマカオなのです!
その差は歴然で、ラスベガスのカジノ収益が約5,000億円なのに対し、マカオのカジノ収益はなんと1兆9,000億円を超えます。
ぜひ、その凄まじい雰囲気を実際に行ってご自分の肌で感じてみて下さいね。
高速フェリーで香港(Hong Kong)へ

かなり名残惜しいですが、いよいよマカオを離れる時間となりました。
僕らは「Veltra.com」で予約した高速フェリーで、香港へ戻ります(帰りは香港島上環にある香港・マカオフェリーターミナル行きフェリーを選択しました)。
マカオから香港行きの高速フェリーは、当然マカオフェリーターミナルでも24時間購入することが可能です。そのため帰る時間が決まっていない方は、直接フェリー乗り場で購入することを強くおすすめします。
また、ベルトラでは香港・マカオフェリーターミナル行きの高速フェリーしか予約できませんので、九龍島・尖沙咀(チムサーチョイ)にあるチャイナフェリーターミナルに向かう方も、直接フェリー乗り場で購入することをおすすめします。
東洋と西洋が入り交じるマカオにまた訪れたい

今回は、世界遺産とカジノ街”マカオ”を1泊2日で観光してきました。
かなり駆け足で世界遺産を周り、またベネチアンのカジノで少しだけ遊んだ(5分で1万円分負けた)旅でしたので、次回はもっとゆっくりと滞在して、マカオの街を楽しみたいなと思っています。
具体的には、世界遺産に認定されている中国式の建物を全部巡ったり、高級カジノホテルに数泊するような旅行にしたいですね。
いずれにしても東洋と西洋が入り交じるマカオは刺激的で興味深い街です。次回は「香港(Hong Kong)」ではなくマカオをメインにして、ぜひまた訪れたい大変素晴らしい都市でした。
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