現地採用としてタイで働くアラサー日本人男子の僕ですが、毎日のスケジュールとか会社で何をしてるかという質問をたまにもらいます。
確かに僕も、タイで働く前は毎日やっていけるかどうか、あるいは仕事が大変で鬱にならないだろうかと、大変不安でした。
そこで今回は、タイで現地採用として製造業(自動車用部品)の日系企業で働く僕が、仕事場での一日の流れを大公開します。
- タイで働く僕の一日。
- 特に日系工場の営業職として毎日どんなことをしているか。
- 週末・祝日についても書きました。
僕は今の会社以外にも、実は約10年くらい前(20代前半の頃)に、タイのコールセンターで働いていた経験があります。
ですが今記事では、製造業、特に自動車用部品を扱う日系工場の営業職として何をしているのか、また毎日の業務などを詳しく書きました。
タイ就活を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
タイの日系企業(製造業)で現地採用として働く僕の一日

現在、僕は自動車用部品を主に製造している日系企業の工場で、法人営業を担当しています。ただし、メインは営業職ですが、中小企業かつ僕は日本人なので何でも屋さん的ポジション。
法人営業・生産管理・社内調整・海外輸出など、その業務は(広く浅くではありますが)多岐に渡ります。特に比重を占めるのは、客先・協力会社の日本人担当者からのお困りごと対応ですかね。
タイの製造業で働いてみた感想は、以前書いた「タイ現地採用として一年間働いてみた率直な感想。」も、あわせてご覧下さい。
6:00 起床・シャワー・出勤準備
6:45 社用車(ドライバー付き)出発
8:15 会社到着
8:30 始業開始
8:35 海外輸出準備
9:00 サプライヤーと打合せ
10:00 (移動)客先訪問・打ち合わせ
12:00 昼食(社外)
13:00 帰社・仕事再開
13:05 議事録作成・社内打ち合わせ
14:00 工場内巡回
14:30 新規品の材料手配
15:30 監査資料の作成
16:00 本社とのテレビ会議
17:00 所々雑務・書類サイン
17:30 退社
20:00 帰宅
(娘や奥さんとの団欒)
0:00 就寝
上記が僕のとある一日の流れです。入社から1年間は、全く初めての職種・業務でしたので残業もかなり多かったのですが、現在はほとんどありません。
残業ありの日と言えば、日本から上長が来たときぐらいですかね。給料こそ駐在員に届きませんが、業務時間・福利厚生などの待遇は”超ホワイト”です。
それでは僕のとある一日の業務内容を詳しく見てみましょう(始業前・帰宅時・ランチなどの詳細は割愛します)。
8:35 海外輸出準備
海外向け輸出用のインボイスとパッキングリストを作成します。インボイスとパッキングリストとは、簡単に言うとAmazonで買い物したときに商品と一緒に入っている領収証と商品リストのようなものですね。
フォーマットがあるので基本的にはタイ人担当が作成してくれるのですが、輸出する製品の選定・注文書に対して漏れ(注残)がないかなど、最終責任は僕に一任されています。
9:00 サプライヤーと打合せ
製造業でも大手企業になると、営業部(客先対応)と購買部(材料・部品調達の部署)が別れている場合がほとんどですが、僕の会社は中小企業ですので営業が購買も兼務しています。
なので、サプライヤー(協力会社)の日本人担当が会社に来る場合は、品質関係以外の項目であれば基本的には僕が応対し、困り事や質問などに対して調整/解決・タイ人への伝達を行います。
10:00 客先訪問・打ち合わせ

まずは客先の調達部と打ち合わせ。相手はタイ人ですから、タイ語と英語を交えながら新規案件について、主にコスト面や量産日程などの話を行います。
その後、設計部の日本人の方と製品スペックや寸法についての打ち合わせ、と言いつつ僕はまだ半人前なので、先方の困り事を一字一句話を書き留めておき、帰社後に社内技術者に報告します。
13:05 議事録作成・社内打ち合わせ
先ほど打ち合わせしてきた内容をもとに議事録を作成し、本社の各担当者(主に営業部)へ報告・提出をします。また、タイ人マターであれば当然タイ人メンバーにも内容をシェアします。
その後、必要であれば社内(今回で言えば技術者)打ち合わせを行ったのち、社内回答を英語でまとめて客先へフィードバックするところまでが、僕の役割です。
14:00 工場内巡回
僕の担当は営業ではありますが、とは言っても製造業のメインは現場です。そのため、一日一回は必ず工場を見て回るようにしています。
工場を回る理由は、技術的な勉強のためであることは当然ですが、工場内のタイ人スタッフと触れ合う良い機会でもあります。
14:30 新規品の材料手配

新規モデルの材料手配も僕の担当。注文書の発行自体の実務はタイ人担当がしてくれるのですが、内示に対して製品重量とスクラップから必要材料重量を見極め注文指示を出します。
量産になれば、あとは勝手にタイ人担当がしっかりと回してくれます。
15:30 監査資料の作成
製造業(特に自動車関連)で必ず通る道、それが客先からの監査です。監査とは、つまり会社ないし工場が製品を製造・供給するに値する企業かどうかを入念にチェックする試験のようなものですね。
そのために営業(購買)・現場・品管など、あらゆる部門が協力して必要書類から材料・部品・機械まで、あらゆるものを滞りなく準備します。
16:00 本社とのテレビ会議
時間は決まっていませんが、毎日必ず一回以上は本社とテレビ会議を行います。と言っても、そんなに大それたものではなく、僕の会社のテレビ会議はかなり和やかです。
主に僕がまだ出来ないこと・分からないことを、本社の方が丁寧に説明してくれたり知恵を貸してくれたり、とてもラフにやっています(本社の方、就業時間過ぎてるけど・・)。
17:00 所々雑務・書類サイン
夕方5時を過ぎると、タイ人メンバーが帰る準備でソワソワしてきます。それを感じながら僕もソワソワ。ですが、もちろん就業時間まで業務はきっちりとこなします。
タイ人担当から上がってきた書類の中間チェック(その後、社長)や、サインなどはこの時間に一気にまとめてやってしまいます。
タイで現地採用として働く僕の週末の過ごし方

ここまでは、僕のとある一日の業務内容を詳しくご紹介しました。就業時間以内に業務を終わらせるよう集中するため、毎日が早く過ぎ去ります。
では、そんな僕(タイの現地採用)がどんな週末を過ごしているか、興味がありませんか?興味ないという声が聞こえそうですが、次に迷わず僕の週末の過ごし方をご紹介しますね。
あわせて参考にして頂ければと思います。
最大の楽しみは週末に”娘”と遊ぶこと
僕の週末は娘に始まり娘に終わります。昨年末に生まれた我が子が可愛くて、朝起きてから寝るまで一緒に過ごしていると言っても過言ではありません。
また、子守で大変なタイ人奥さんを平日はほとんど手伝ってあげれませんので、週末だけでもママの負担を減らせるよに勤めているつもりです。
当然、家族3人で買い物に行くこともありますし、親戚・お友達家族とレストランで食事をすることもあります(全て娘との時間を楽しむためのイベント)。
現地採用として一生終えるべきか
タイで現地採用として働いていると、”現地採用として一生終えるのか?”という哲学的な質問を、ストレートによく投げかけられます。
僕としては”サラリーマンとして一生終えるのか?”と同等の質問だど感じますし、もっと言えば”(あなたが今している仕事ないし活動)で一生終えるのか?”という質問と同等だと思えるのですね。
この質問に対する僕の回答は”将来のことは分かりません!”に尽きるのですが、また他に興味があることが出てくればそちらに流れることは十二分にありえます。
タイの現地採用を楽しむ方法

最後に、タイでの現地採用を考えている方に、生意気ながらもタイ就職を楽しむコツを書かせて頂きます。そのコツとは”満足のいく給与がもらえる会社を選ぶこと”です。
たとえ仕事が面白くなくても給与に満足いっていれば、自ら選んで住み着いたタイを楽しめますし、さらに給与が高くて仕事が面白ければ願ったり叶ったりですよね。
一番悲惨なのは、日本社会に疲れてタイに来たはずが仕事と給与の両方に満足が出来ない、という環境にわざわざタイまで来て身を置かなくてはいけない状況、だと思うのです。
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